今日の教室のようすを、ご紹介します。
本日のテーマは「アガリの形へ」。そして「待ち」の種類と工夫でした。
麻雀を始めたばかりの方には聞き慣れない言葉だと思います。今日はこの記事の中で、教室でお話しした内容のさわりも、いっしょにご紹介しますね。読み終わるころには、「待ち」が何のことか、なんとなくわかるようになっているはずです。
それから今日は、レッスンとは別に、とても貴重な時間がありました。その話は、最後に。
ぞうさんの授業は、必ず「前回の反復」から始まります
当教室のレッスンには、決まった型があります。
まず、前回の反復。それから、今日のテーマの講義。そして、実践しながらのポイントコーチング。
この順番を、毎回守っています。
なぜ、いきなり新しいことに入らないのか
麻雀は、覚えることが積み木のように重なっていくゲームです。牌の名前の上に、あがりの形が乗る。あがりの形の上に、役が乗る。その上に、今日の「待ち」のような話が乗っていきます。
前回の土台がぐらついたまま次を乗せると、どこかで必ず崩れます。逆に、振り返りで「ああ、そうだった」と土台を固め直してから乗せれば、ちゃんと積み上がっていく。
それに、一週間経てば忘れているのが普通なんです。私だって、一週間前の晩ごはんは思い出せません😅
だから当教室の反復の時間は、「覚えているか確かめる時間」ではありません。「安心して思い出す時間」です。思い出せなくても、まったく構わない。もう一度やればいいだけですから。
講義のあとは、打ちながら覚えます
今日のテーマをお話ししたら、実際に卓を囲みます。
そして打ちながら、その場その場で「今のところ、こう考えるといいですよ」とお声がけしていく。ポイントコーチングと呼んでいる時間です。
頭で聞いたことを、手と場面で確かめる。麻雀は、この往復がいちばん身につきます。講義だけでは頭でっかちになり、実践だけでは我流になる。両方を行ったり来たりするのが、当教室のやり方です。
今日のテーマ「待ち」って何でしょう

さて、今日の中身を少しだけ、皆様にもおすそ分けします。
あと1枚、の状態が「テンパイ」です
麻雀は、手元の13枚を決まった形に育てていくゲームです。3枚ひと組を4つと、同じ牌2枚。合わせて14枚が完成形でしたね。
手が進んで、あと1枚で完成というところまで来た状態を、テンパイと言います。
そして、その最後の1枚——「これが来たらあがれる」という牌のことを、「待ち」と呼びます。テンパイした人は、自分の待ちが山から来るか、誰かが捨ててくれるのを待っているわけです。
同じ「あと1枚」でも、広さが違います
ここからが、今日の本題でした。
実はこの待ち、形によって待てる牌の数が違うんです。
たとえば、三と四の連続した2枚を持っているとします。ここに二が来ても、五が来ても、3枚組が完成しますね。つまり2種類の牌を待てる形です。
一方、二と四を持っていて、あいだの三だけを待つ形もあります。こちらは1種類だけ。
同じテンパイでも、2種類待てる形と、1種類しか待てない形。どちらがあがりやすいかは、言うまでもありません。
「工夫」とは、分かれ道で広いほうを選ぶこと
では、待ちの広い形にはどうやったらなれるのか。
実は、手を進めていく途中に、「どちらを残すか」という分かれ道が何度もやってきます。何気なく捨てた1枚で、広い待ちへの道が閉じてしまうこともあれば、その逆もある。
今日の教室では、実際の手牌を見ながら、この分かれ道を一つずつ確かめていきました。「この形なら、こっちを残すと待ちが広がりますね」と。
ここに気づけるようになると、麻雀は一段おもしろくなります。運を待つだけのゲームから、自分の選択で運の入り口を広げるゲームに変わるからです。
たとえて言うなら、バスを待つのに似ています。1系統しか停まらないバス停で待つか、2系統が停まるバス停で待つか。どちらも「待つ」ことに変わりはありませんが、来る本数がまるで違う。だったら、歩いて行ける範囲で、たくさん停まるバス停を選びたいですよね。麻雀の「待ちの工夫」は、まさにそういう話なんです。
……と、今日はこのくらいにしておきます😊 待ちの形にはそれぞれ名前もあるのですが、それはまた、あらためて一本の記事でじっくりご説明しますね。
どんな小さなことでも、聞いてクリアに
今日も、レクチャーの時間は皆様、本当に真剣に聞いてくださいました。
メモを取る方、手元で牌を並べて確かめる方。その真剣さに、教える側も自然と力が入ります。
そして嬉しいのが、質問が気兼ねなく飛んでくることです。
私はいつもお伝えしています。
「どんな小さなことでも聞いて、クリアにしていきましょう」
小さな引っかかりは、放っておくと大きなつまずきになります。「さっきの、何でだったんだろう」を抱えたまま次に進むと、その先がぜんぶ、もやもやしたままになってしまう。逆に、その場で聞いてしまえば、その場で消えます。
それに、これは教室でいつも起きることなのですが——「こんなこと聞いていいのかな」の「こんなこと」こそ、実はみんなが聞きたかったことだったりするんです。おひとりの質問に答えると、周りの方が一斉にうなずいている。あの光景を見るたび、聞いてくださってありがとう、と思います。
真剣に聞いて、遠慮なく聞いて、そして——
終始、軽やかなおしゃべりと笑いを挟みつつ。気がつけば、あっという間に時間が過ぎていました。真剣さと笑いが、同じ卓の上に同居している。それが、この教室のいちばん好きなところです。
今日の復習メモ
教室にいらした皆様へ。今日の要点を、三つだけ書き残しておきます。次回の反復のときに、また一緒に確かめましょう。
- あと1枚で完成の状態が「テンパイ」。その1枚が「待ち」です
- 待ちには、広い形と狭い形があります。同じテンパイでも、あがりやすさが違います
- 手を進める途中の「どちらを残すか」で、待ちの広さが決まります。迷ったら、次回聞いてください
全部を覚えていなくて大丈夫です。「そんな話をしたなあ」と思い出せれば、それで十分。続きは教室で、手を動かしながらやりましょう。
終戦の日の、貴重なお話
今日はもうひとつ、心に残った時間がありました。
一昨日、8月15日は終戦の日でした。
その流れで今日、終戦した当時のお話を、聞かせていただく時間があったんです。
教科書や映像で知る歴史と、その時代を実際に生きた方の言葉で聞くお話は、重みがまるで違います。牌を持つ手を止めて、皆でじっと耳を傾けました。本当に、貴重な時間でした。
麻雀教室というのは、麻雀だけを教わる場所ではないなあと、あらためて思います。
この教室には、いろいろな時代を、いろいろな場所で生きてこられた方々がいらっしゃいます。その方々が、同じ卓を囲む。牌の合間のおしゃべりに、ふっとその方の人生がこぼれる。昭和の話、お仕事の話、子育ての話。そして今日のような、歴史そのものの話。
私は麻雀をお教えする立場ですが、こういう時間は、完全に教わる側です。世代を超えて、こういうお話を聞かせていただけること。それもまた、この教室の宝物だと思っています。
思えば麻雀は、昭和の時代をずっと見てきた遊びです。あの時代を生きた方々の手に、牌はいつもありました。だからでしょうか、卓を囲むと、その頃の記憶が自然とほどけてくることがあるんです。麻雀の卓は、思い出の扉を開ける場所でもあるのかもしれません。
聞かせてくださって、ありがとうございました。
教室は、いつでものぞけます
今日のような教室のようすを、「ちょっと見てみたいな」と思われた方へ。
見学は無料です。 15分でも30分でも、椅子に座って眺めていただくだけで構いません。体験レッスンは500円で、牌の持ち方から一緒にやってみることができます。
「待ちの話なんて、まだ全然わからない」という方も、ご心配なく。当教室は初心者専門です。牌の名前も知らないところからいらした方が、反復を重ねて、今日のようなテーマまでたどり着いています。今日ご紹介した「反復→講義→実践」の流れの中に、どの段階からでも入っていただけます。
覚える速さには個人差があります。急がず、比べず、ご自分のペースで。
ぞうさんは、ゆっくりでも大丈夫。
初めての方の当日の流れは、体験・見学の流れをまとめた記事でご紹介しています。麻雀のルールがまだの方は、初心者がつまずきやすいポイントの記事もどうぞ。
それでは、また次回の教室で。皆様にお会いできるのを楽しみにしています🐘
カルチャースクール ぞうさん健康麻雀教室
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