昔、少しだけ麻雀をやっていた方へ|ブランクがあっても大丈夫?

「昔、少しだけやっていたんですけどね」

教室で、この言葉を何度聞いたかわかりません。

学生時代に友達と打っていた。職場の付き合いで覚えた。ご主人の卓に混ぜてもらっていた。でも、それきり何十年も牌に触っていない——。

そして皆様、決まって同じことをおっしゃいます。

「もう、ぜんぶ忘れちゃったから」

今日は、そんな方に向けた記事です。先に結論をお伝えしますね。

忘れていて、大丈夫です。というより、皆様が思っている「忘れた」は、本当の意味で忘れたのとは、ちょっと違うんです。

結論:ルールは忘れても、手と体は覚えています

何十年のブランクがあっても、麻雀はまた打てるようになります。役の名前や点数は忘れていても、牌の持ち方、卓の空気、ゲームの流れといった体で覚えた部分は残っているからです。ゼロからの初心者とは、スタート地点が違います。

私は長年麻雀を打ってきて、牌の扱いはもう考えずに手が動きます。自転車と同じです。何年乗っていなくても、またがれば乗れる。あの感覚です。

そしてこれは、私のような麻雀漬けの人間だけの話ではありません。昔少しでも打った方なら、程度の差はあれ、手のどこかに麻雀が残っています。

実際、ブランクのある方が教室で牌に触れたときの様子は、初めての方とはっきり違います。牌を持つ手つきが、もう様になっている。理牌の手が自然に動く。「ああ、体は覚えてるんですねえ」と、ご本人がいちばん驚かれます。

忘れたのは、頭の中の知識だけ。それなら、また入れ直せばいいだけです。

「教わった」のに「わからなかった」あなたへ

さて、ここからが今日いちばんお話ししたいことです。

ブランクのある方とお話ししていると、実はもうひとつ、よく聞く声があるんです。

「主人に教わったんだけど、あまり理解できなくて」 「卓には入れてもらってたけど、基礎はよくわからないまま打ってた」

つまり、やってはいたけれど、わかってはいなかった。プレイはしていたけれど、基礎を学ぶ機会がなかった——。

この声、本当に多いんです。

そして私は、これを聞くたびにお伝えしています。それはあなたの理解力の問題ではありません、と。

身内の「教える」は、教えることが目的ではないからです

考えてみてください。ご主人やお仲間があなたを卓に誘ったとき、目的は何だったでしょうか。

麻雀を打つことです。教えることではありません。

4人揃わないと始まらないゲームですから、まず卓を回したい。だから説明は最小限で、「いいからやってみよう」「それは切っちゃダメ」「はい、ロン」。ゲームは進むけれど、なぜそうなのかは、誰も立ち止まって教えてくれない。

これで基礎が身につくほうが不思議です。

しかも身内が相手だと、聞くに聞けないんですね。「それ、さっきも言ったよ」の一言が怖くて、わかったふりをしてしまう。わからないまま局が流れて、また次の局が始まる。そうして何年打っても、土台のないまま——。

夫婦で麻雀を習いに来られる方の記事でも書きましたが、私は「おうちでは教え合わないでください」とお願いしています。身内の指導は、よかれと思っても、たいていうまくいかないものなんです。何を隠そう、私自身が家族麻雀で厳しく教えすぎて反省した口ですから、これは実感を込めて言えます。

「打てる」と「わかっている」は別のことです

だからブランクのある方の多くは、正確にはこういう状態です。

打ったことは、ある。でも、基礎を学んだことは、ない。

役はなんとなく知っているけれど、なぜその形であがれるのかは知らない。点数は誰かが数えてくれていた。鳴いていいときと悪いときの区別は、いまだに自信がない。

もしこれが当てはまるなら、朗報です。当教室は、まさにそのためにある場所です。

初心者専門の教室に、経験者が来ていいんです

「でも、初心者専門の教室でしょう? 昔やってた人間が行ったら場違いじゃ……」

ご心配なく。むしろ、ぴったりなんです。

当教室の「初心者専門」は、「基礎から学びたい方専門」という意味です。牌に一度も触ったことのない方はもちろん、昔打っていたけれど基礎をやり直したい方も、まさにこの教室の想定するお客様です。

そしてブランクのある方には、独自の強みと、独自の落とし穴があります。教室では、その両方に合わせて進めます。

強み:思い出す速さは、覚える速さよりずっと速い

一度でも通った道は、思い出すのが速い。ゼロから覚える方が3回かかるところを、ブランク組は1回で「ああ、そうだったそうだった」となることがよくあります。

牌の名前、あがりの形、ゲームの流れ。このあたりは、驚くほどすんなり戻ってきます。ご自分でも「意外と覚えてた」と嬉しくなる段階です。

落とし穴:自己流のクセと、あやふやな知識

一方で、ブランク組ならではの引っかかりもあります。

昔の卓で身についた自己流のクセ。うろ覚えのルール。「昔はこうだった気がする」という記憶と、実際の決まりのズレ。

ゼロからの方にはない、この「消しゴムをかけてから書き直す」工程が、ブランク組には少しだけあります。でも、ご安心ください。当教室の授業は、毎回必ず前回の反復から始まります。あやふやなところを確かめながら進む作りになっていますから、ズレはその都度、一緒に直していけます。

「昔はこう覚えたんですけど」という質問、大歓迎です。その突き合わせこそ、基礎の学び直しのいちばんの近道ですから。

学び直した麻雀は、一生ものになります

ここまで来て、こう思われた方がいるかもしれません。「いまさら基礎からやり直して、何になるの」と。

なりますとも。

まず、麻雀が楽しくなります。わからないまま打つ麻雀と、わかって打つ麻雀は、別の遊びと言っていいくらい違います。なぜこの牌を切るのか、自分で理由を持って打てるようになると、一局一局に手応えが生まれます。

それから、どこの卓でも打てるようになります。当教室では、ルールだけでなく所作やマナーまでお教えしています。基礎と所作が身につけば、教室でも、地域のサークルでも、ご家族との卓でも、堂々と座れます。

そして何より——今度は、あなたが教える側に回れます。

昔のあなたのように「わからないまま打っている」誰かに、今度はあなたが「それはね」と言ってあげられる。お孫さんに、牌の積み方から見せてあげられる。教わり損ねた悔しさを知っている人は、いちばん優しい先生になれるんです。

よくある質問

Q. 30年以上のブランクがありますが、大丈夫ですか?

大丈夫です。牌の扱いやゲームの流れは、体が覚えているものです。知識の部分は基礎から入れ直せますので、ブランクの長さを心配される必要はありません。

Q. 昔は打てましたが、基礎を習ったことがありません。初心者向けの内容は退屈ではないですか?

退屈にはならないと思います。「知っているつもりだったことの、理由がわかる」時間になるからです。なぜその形であがれるのか、なぜその牌を切るのか。理由がつながる面白さは、経験者の方ほど感じていただけます。

Q. 昔のルールと今のルールは違いますか?

基本の部分は変わっていません。細かい取り決めは卓や教室によって差がありますので、気になったところはその場でお尋ねください。「昔はこうだった」という質問は歓迎です。

Q. 家族に教わって挫折しました。教室なら違いますか?

違います。身内の卓は打つことが目的ですが、教室は教えることが目的の場所です。わかるまで立ち止まれますし、何度聞いていただいても構いません。

Q. 経験者ですが、体験レッスンから始めるのですか?

はい、まず体験レッスン(500円・1時間ほど)にお越しください。どのくらい覚えていらっしゃるかを一緒に確かめて、その方に合った進め方をご相談します。見学だけなら無料です。

まとめ

要点を3つに整理します。

  1. ブランクがあっても大丈夫。ルールは忘れても、手と体は覚えています。
  2. 「教わったけどわからなかった」のは、あなたのせいではありません。身内の卓は、教える場ではなかっただけです。
  3. 打てると、わかっているは別のこと。基礎の学び直しは、麻雀を一生ものの趣味に変えます。

当教室は、東林間駅から徒歩1分の初心者専門・健康麻雀カルチャースクールです。賭けない・飲まない・吸わない麻雀を、牌の積み方から所作まで、一つずつお教えしています。

覚える速さにも、思い出す速さにも、個人差があります。急がず、比べず、ご自分のペースで。

ぞうさんは、ゆっくりでも大丈夫。

押し入れの奥の麻雀の記憶、もう一度ひらきに来ませんか。教室でお待ちしています🐘

初めての方の当日の流れは体験・見学の流れをまとめた記事で、ご夫婦での通い方は夫婦で通う麻雀教室の記事でご紹介しています。


カルチャースクール ぞうさん健康麻雀教室

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MaekawaMasayuki

この記事を書いた人

MaekawaMasayuki

「ぞうさん」は、ゆっくりでも大丈夫。

一歩ずつ学び、一緒に笑い合える、温かな居場所でありたいと思っています。

この「ぞうさん自習室」では、健康麻雀の基礎知識や教室の日常、役立つ情報などを発信しています。

皆さまと教室でお会いできる日を、心より楽しみにしております。