「麻雀、やってみたいんだけどね」
そうおっしゃったまま、何年も過ぎてしまった。そういう方に、私は何度もお会いしてきました。
やりたい気持ちはある。でも、何から手をつければいいのかわからない。牌を買うところから? 本を読むところから? そもそも、どこに行けばいいのか。
わからないことが多すぎて、結局そのまま——というのは、とてももったいないことです。
この記事では、麻雀を始めるまでの道のりを順番にご説明します。ルールの話ではありません。「デビューするまでに、何をすればいいか」の話です。
東林間ぞうさん健康麻雀教室です。どうぞよろしくお願いいたします。
結論:買うものは、何もありません
先に、いちばん誤解されやすいところからお伝えします。
麻雀を始めるのに、用意するものはひとつもありません。
- 🐘 麻雀牌 → 買わなくていい
- 🐘 卓(テーブル) → 買わなくていい
- 🐘 入門書 → 買わなくていい
- 🐘 道具一式 → 買わなくていい
ゴルフならクラブが要ります。カメラならカメラが要ります。
でも麻雀は、行く場所さえあれば、手ぶらで始められるんです。
これは、他の趣味と比べたときのかなり大きな利点です。
「まず道具を揃えてから」と考えると、それだけで腰が重くなりますよね。麻雀にはその段階がありません。
では、何から始めるか。3つの手順でご説明します。
ステップ1|「誰に教わるか」を決める
最初に決めるのは、道具でも場所でもなく、教わり方です。
方法は、だいたい4つあります。
| 教わり方 | 良いところ | 難しいところ |
|---|---|---|
| 本で覚える | 自分のペースで進める | 覚えても打つ相手がいない |
| アプリ・動画 | 何度でも繰り返せる | 実際の牌の扱いは学べない |
| 家族に教わる | 気楽に聞ける | 教える側に根気が要る |
| 教える人がいる場所へ行く | その場で解決できる | 出かける必要がある |
本やアプリで覚える場合
「まず独学で覚えてから」と考える方は多いです。
ただ、正直に申し上げると、遠回りになりやすいと思っています。
理由は単純で、麻雀は4人揃わないと始まらないゲームだからです。知識を頭に入れても、打つ相手がいなければ使う機会がありません。そして、使わない知識は忘れます。
それに、アプリでは牌を持つ感覚や、積む動作、卓での所作は身につきません。実際に卓に着いたとき、意外とここで戸惑うんですね。
ご家族に教わる場合
お子さんやお孫さんに教わる、という方もいらっしゃいます。
これができるなら、いちばん気楽かもしれません。ただ、教える側にかなりの根気が要ります。麻雀に慣れた方ほど、初心者がどこで詰まるかを忘れてしまっているものですから。
「なんでわからないの」となってしまうと、お互いに気まずくなります。
教える人がいる場所へ行く場合
いちばん確実なのは、これです。
その場で聞けて、その場で打てる。この2つが揃っているのが大きい。
どこでつまずいているかを、見てもらえるというのも利点です。初心者の方がご自分で「ここがわからない」と特定するのは、実はけっこう難しいことなんですよ。
このあたりの話は、初心者がつまずきやすいポイントをまとめた記事でも詳しく書いています。読んでいただくと、覚える順番のイメージがつかめるかと思います📖
ステップ2|打つ場所の種類を知る
教わり方を決めたら、次は場所です。
麻雀ができる場所は、いくつか種類があります。ここを知らないまま探すと、自分に合わない場所に行ってしまうことがあります。
| 場所 | どんなところ | 初めての方には |
|---|---|---|
| 麻雀教室 | 教える人がいて、基礎から習う | ◎ 向いている |
| サークル・同好会 | 打てる方が集まって楽しむ | △ 経験者向き |
| 公民館などの会 | 地域の集まり。費用が安い | ○ 場による |
| 雀荘 | 打てる方が卓を囲む場所 | △ 経験者向き |
教室とサークルは、別のものです
ここ、混同されやすいところです。
どちらも「健康麻雀」を掲げていることがありますが、中身はかなり違います。
サークルや同好会は、すでに打てる方が集まる場です。会費が安く、和やかなところもたくさんあります。ただ、教える人が決まっていないので、まったくの初心者が入ると見よう見まねで覚えることになります。
教室は、教えることを目的とした場です。指導する人がいて、進め方も初心者を前提に組まれています。
打てるようになってから、お近くのサークルに参加されるのはとても良いことだと思います。ただ、最初の一歩は教室のほうが確実です。
「初心者歓迎」と「初心者専門」は違います
もうひとつ、覚えておくと役に立つ違いです。
初心者歓迎——打てる方と同じ場に混ざる形が多いです。
初心者専門——全員がこれから覚えるところ、という前提で場がつくられています。
どちらが良い悪いではありませんが、まったく初めての方には後者のほうが気楽だと思います。周りに経験者がいないぶん、遠慮しなくて済みますから。
ステップ3|一度、見に行ってみる
場所の見当がついたら、申し込む前に一度見に行く。これをおすすめします。
理由は、雰囲気ばかりは文章でわからないからです。
ホームページにどれだけ「アットホーム」と書いてあっても、実際に行ってみないと自分に合うかはわかりません。逆に、写真では地味に見えても、行ってみたら居心地が良かった、ということもあります。
見学のときに、こんなところを見てみてください。
- 質問しやすい空気があるか
- 勝ち負けだけが目的になっていないか
- 自分と近い年代の方がいるか
- 通うのに無理のない場所か
そして、その日のうちに決めなくて大丈夫です。持ち帰って考えて、やっぱりやめても構いません。
見学に行くときの流れは、体験・見学の流れをまとめた記事でご紹介しています。当日どんなことをするのか、先に知っておくと気が楽かと思います。
始めてから最初の3回は、こう考えてください
無事にデビューされたあとの話も、少しだけ。
最初の何回かは、**「わからないのが普通」**と思っておいてください。
1回目——牌の名前もおぼつかない。何が起きているかもよくわからない。それで正常です。
2回目——なんとなく順番が回ってくるのがわかってくる。まだ手元は読めません。
3回目——ときどき「あ、これは揃ってきたかも」という感覚が出てくる。
このあたりから、少しずつ景色が変わってきます。
そして大事なのは、3回目までに「わかった」と思えなくても構わないということです。5回かかる方も、10回かかる方もいらっしゃいます。それはまったく普通のことで、遅いわけではありません。
「始められない」の正体は、だいたいこの3つ
やりたいのに始められない。その理由を伺うと、おおむね3つに分かれます。
①「一緒に行く人がいない」
いちばん多い理由です。
でも、実は麻雀教室はお一人でいらっしゃる方が中心なんです。
考えてみれば当然で、「麻雀を習ってみようかな」と思ったとき、ちょうど同じことを考えているお知り合いがそばにいる、というほうが珍しいですよね。
そして、麻雀は4人揃わないと始まりません。つまり、一人で行っても必ず誰かと関わることになるんです。ここが、一人で参加しやすいと言われる理由です。
②「家族に何と言われるか」
「お母さん、麻雀なんて始めて大丈夫?」
そう言われそうで言い出せない、という方もいらっしゃいます。
これは、健康麻雀という言葉を一緒にお伝えいただくのが早いです。
賭けない、飲まない、吸わない。
この3つの約束を守るのが健康麻雀です。お金のやり取りはありませんし、お酒も煙草もありません。日中の明るい時間に、学ぶために集まる場です。
そう説明すれば、たいていのご家族は納得されると思います。むしろ「外に出る機会ができてよかった」と喜ばれることも多いんですよ。
③「この年齢から始めて大丈夫か」
大丈夫です。
そもそも健康麻雀は、60代・70代から始める方が中心の世界です。定年後に初めて牌を触った、という方が本当に多い。
なぜ麻雀がこの年代の趣味として選ばれているのかについては、60代・70代の趣味に麻雀が選ばれる理由をまとめた記事で詳しくお話ししています。ほかの趣味と比べてどうなのか気になる方は、あわせてご覧ください。
また、定年後に何を始めるか迷っていらっしゃる方には、相模原で始める健康麻雀についての記事もご用意しています。
東林間ぞうさん健康麻雀教室について
当教室は、東林間駅から徒歩1分の場所にある、初心者専門の健康麻雀カルチャースクールです。1階の路面店ですので、見つけやすいかと思います。
麻雀牌に触ったことがない方を前提に、基礎からお伝えしています。基本のレッスンは手積みの卓で行い、牌を混ぜて積むところから。ご自宅でご家族と卓を囲めるようになりますよ。
大切にしているのは、「わからない」と言いやすい雰囲気です。麻雀は場面がどんどん流れていきますから、一度聞きそびれると置いていかれた気持ちになるものです。何度でも、その場で聞いてください。
覚える速さには個人差がありますので、急がず、人と比べず、ご自分のペースで。
ぞうさんは、ゆっくりでも大丈夫。
これが教室の合言葉です。
相模原市内はもちろん、町田市や相模大野、中央林間方面からもお越しいただけます。近隣にコインパーキングもございます。
まとめ
最後に、この記事の要点を3つに。
1. 買うものは何もありません
麻雀牌も、本も、卓も不要です。行く場所さえあれば、手ぶらで始められます。
2. 決めるのは「誰に教わるか」と「どこに行くか」
独学は遠回りになりやすいので、教える人がいる場所を選ぶのが確実です。教室とサークルは別のものなので、そこだけ気をつけてください。
3. 申し込む前に、一度見に行く
雰囲気ばかりは行ってみないとわかりません。その日に決めなくて大丈夫です。
麻雀は、勝つためだけのものではありません。習い、少しずつできることが増え、仲間と笑える時間も麻雀の魅力だと思っています。
「やってみたいんだけどね」で終わらせるには、少しもったいない趣味です。
まずは、見にいらしてくださいね🐘